トランプさんという人、どこかサディスティックな、サイコパスっぽい感じで、あの顔を見ると私は反射的に嫌悪感を催してしまう。
だけど、こんなこと言ったら顰蹙を買うかも知れないけど、トランプさんの支持者の気持ちは解らないでもない。
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トランプさんが大統領になったのは、アメリカ国民が「ポリティカル・コレクトネス」にウンザリしていたからだとよく耳にする。
それを直訳すれば、「政治的な公正さ」といえばよいのだろうか。
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その意味は、『デジタル大辞泉』によると、以下の通りである。
人種・宗教・性別などの違いによる偏見・差別を含まない、中立的な表現や用語を用いること。米国で、偏見・差別のない表現は政治的に妥当である、という意味で使われるようになった。言葉の問題にとどまらず、社会から偏見・差別をなくすことを意味する場合もある。
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たとえ建前であったにしても、自由や平等を標榜し続けてきたアメリカでは、それは反論する余地を与えない、倫理的に真っ当なものだろう。
だが、そのコレクトネス(公正さ)に、わざわざポリティカル(政治的な)という形容詞を被せているのが気に掛かるところだ。
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何故かというと、それが、反論する余地のない公正さだからだ。
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誰だって子供の頃(いや、大人になってからも)、いつだって正しいことばかりをきっぱり言う、我こそ正義なりという優等生タイプが、一人や二人いたのを想い出すだろう。
口先で正しいことばかり滔々と・・・、それを聞かされていると、わかったわかったと、何だか少しムカついてくるものだ。
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立派なこと偉そうに言うけど、皆のためになること何もしないし、面白味もさっぱりないし、オレはいけ好かないんだよ、そういうの。
そんなヤツを学級委員長(今は何と言うのだろう?)にするくらいなら、ちょっと乱暴でキレたらヤバイし、バカっぽいけど、アイツの方がやんちゃで面白くてずっといい。
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というような、そんな気持ち、私にはワカル、ワカル。
で、「ポリティカル・コレクトネス」のことを「ごもっともな、きれいごと」と感じる人が、トランプさんを支持したのだろう。
だけどもねぇ・・・、学級委員長じゃなくて、世界一の超大国の、核のボタンを手にする大統領だからねぇ・・・。
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