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日々のしをり

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桜前線とともに


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       近隣にも、なかなか見事な桜が。(昨年撮影)


春とはいえど当地では、このところ湿った雪が降ったりして、まだまだ気を許せない。

とはいえ、花便りがあちこちから聞こえてきて、列島各地の開花や満開の予報も目にするようになってきた。

そんな中、ふと、札幌で勤務していた昔のことを思い出してしまった。
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それは、主として若い女性をターゲットとする、とある流通企業が行なったキャンペーン。

“ 貴方の夢を叶えます " と謳って、その額は正確には覚えていないが、オッ!と思わせる賞金総額のかなりバブリーな企画で、その夢を募集したのだ。

原稿用紙に自分の夢のことを簡単に書いて応募すればいいらしい。

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その広告を見るなり、すぐさま、ナイスなアイデアが浮かんだ。

じゃあ、お言葉に甘えて、日本列島を桜前線と一緒に南から北へと縦断しながら、桜の名所名所で来る日も来る日も花見をさせてもらおうかなぁ・・・と思ったのだ。

一人で花見も詰まらないから相棒も必要だけど、それだけの賞金があれば、その分だって楽勝、各地の名湯につかりながら、御大尽の気分だなぁ・・・。
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まずは、なんと言っても外せないのが吉野山、そこだけは何泊か逗留することにしよう。

この際、行きたいと思いながらその機会のなかった鹿児島や四国に足を延ばして、京都でもあちこちと、東北では角館や弘前城、夢はどんどん広がった。

多分レポートが課せられるのだろうだが、どうということはない。

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よし、いただき!、もうほとんど当選したような気分になった。

だが、いや、ちょっと待てよ・・・。

そこはサラリーマンの哀しい性、すぐにネガティブな(真っ当と言えば真っ当な)考えが浮かんできたのだ。

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その企業は私は関わりはなかったものの当社のクライアントでもあるのだが、どうやらその夢を叶える企画は競合他社の提案が採用されたもののようだった。

当選したら、あらぬ誤解をされて、どこからか八百長だとか出来レースじゃないかなんて批判の声が出かねないかも・・・。

その企画を提案した他社の立場としては、私の素性を知ったなら、きっと気を悪くするだろうなぁ・・・、それもなんだかなぁ。

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そんなことよりも、なにしろ桜前線、3月から5月までほぼ2ヵ月もの死のロード?になるだろうけれど、それを業務としては認められないだろう・・・。

そうなると、時々は戻るとして、有給休暇を前年の未消化の繰り越し分と合算するとなんとかなりそうだけど、会社はその間心良く休ませてくれないだろうなぁ・・・。

万一奇跡的に認められたとしても、最初はよくても、だんだん休みなしの仕事のようになってきて、ちっとも楽しくなくなって、むしろ苦痛になるかも・・・。

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なんてあれやこれや考えると、当選するよりも、その後の方がはるかに困難なことになりそうで、なんだか一気に面倒くさくなって、応募するのをあっけなく断念してしまった。

こうして、つかのま膨らむにいいだけ膨らんだ私の夢は果敢なくも潰えてしまったのだ。

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で、因みに当選した夢は・・・、なんとそれは、忘れもしない、「きれいになりたい」というもの(!)・・・だった。

冷静に考えてみれば、選考会議で、“何が悲しくて中年のおっさんを、桜の下でただただ飲み食いさせなきゃならないんだ!" なんて声が上がったとしても不思議はない。

それよりは、それが面白いかどうかはともかく、お姉さんをきれいにする方が、ビジネスとしてはメリットがありそうで、まぁ穏当な判断だったと言えなくもない。

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だが当選したその夢にも、思わぬ落とし穴があったようだ。

実際にどんなことをしたのか判らないが、あれだけの賞金があれば相当ドラスティックな “きれい” が実現しただろうけど、果たしてどんな風にきれいになったのだろう?

そのビフォー・アフターについては、私だって興味があったけど、その報告があったのかなかったのか、目にした記憶が全くないのだ。
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当選者の氏名の発表はしょうがないにしろ、今にして思えば、お隣の国とは違って、そのご本人が事後のリアルな公表には二の足を踏んだのかも知れない。

まだ個人情報云々なんて時代じゃなかったけれど、それでもやっぱりねぇ・・・。

仮に、ご本人が承諾して、バービー人形のように “きれい” になった姿を誇らしげに公表したとして、それでキャンペーンとして成功ということになったのかどうか・・・。

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ということで、私の夢は諸般の事情によって叶わなかったけれど、ほんのひと時、西行さんや芭蕉さんじゃないけれど、夢は日本列島の花の下を駆け廻ったのだ。

それっきり、いまだに吉野の桜は見ていない。



 
       諸人の内にも春や綻びぬ   子瞳




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# by sido-nikki | 2017-03-28 00:05 | 心に残ること | Comments(0)

スランプにつき・・・



このごろどうも、素直なよい俳句が浮かばない。

そういう時に、ジタバタして歳時記なんか見て(持ってないが)、普段目にも耳にもすることのない難しい季語なんか引っ張り出してもつまらない。

そもそも古今名句と言われるものは、どれもいたって平易でいて、しみじみと味わい深いものだ。

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だから、こういう時は無理をしても碌な句ができないので、一時休止して、俳句のことを漠と考えたりしている。

そんな感じで、ちょっと思ったことを書き留めておこうと思う。

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俳句を始めてそろそろ十年近くになろうとしているが、ようやく、俳句というものが何であるかが、微かに解ってきたような気がする。

それをひと言で示すならば、「 森羅万象への心象を精製して結晶化することで、自らが宇宙と結ぶ言語表現 」とでもなるのだろうか。

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その対象は、なにも伝統的な美意識とされる花鳥風月とか雪月花とかに限られず、ありとあらゆる事象であることは言うまでもない。

だから、目に見えるもの、耳に聞こえるものとは限らなくて、要は五感を通じて心が感じるもの全てである。

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風であったり、匂いであったり、気配であったり・・・、掬い取ったそれを、さらに心という器の中でとことん煮詰め切る。

そうしてできたほんの一粒こそが俳句というものだろう。

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そうは思っても、いつもいつもそんなことができるはずもない。

だが、不思議なことに、たちまちそれができてしまうこともある。

時には、天からの戴き物のような気がしてならない時もあった。

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そのような戴き物が降ってくるにはいったいどうすればよいのだろう・・・。

なんて思っているのが、そもそもスランプの証拠なのだろう。

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いよいよ、日もとっぷり暮れて、道なお遠しの感がある・・・。

だが、気長にゆくしかない。





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# by sido-nikki | 2017-03-25 12:36 | 俳句の話 | Comments(2)

よっ、駕籠屋!


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         日本外国特派員協会での記者会見


いやはや、あの籠池のオッチャン、なかなかのタマだねぇ・・・。

口の軽いいかにも詐欺師っぽかったけど、それはそうなんだけど、メリハリ効かせて、キメるところはきっちりキメるしねぇ。

ついつい、途中で何度も応援してしまったくらいだよ。

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朝の10時から参院の証人喚問を見て、午後は2時過ぎから参院の最後の部分と衆院、そして夕方6時過ぎからはニコニコ生放送、で、全部終わったのが8時過ぎ。

長い長い「籠池デー」だったけど、フツーならかなりの緊張を強いられたはずなのに、最後まで疲れを感じさせずに、タフだよオッチャン。
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私もそうだけど、みんな、あのオッチャンのこと少しナメてたんじゃないかなぁ・・・。

もっとスキだらけかと思ってたら、なんとなんと、しっかりヌケ目なかったし。
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歯切れもいいし、第一、同じような質問に延々答えていて、最後までほとんど飽きさせなかったからね。

オッチャンに比べたら、あの防衛大臣や法務大臣、そのほかの国会の先生達、聞いてられないほど話す能力の低いことが更めて浮き彫りになったほどだ。
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まぁ予想されたことだけど、結局、どこまでホントで、どこまでウソか判らない。

真実を知りたいなら、どんどん証人喚問するよう促すなんて、あのオッチャン、ほんとヤルもんだ。

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“首相を侮辱したということで、私人を喚問する国がどこにあるのでしょうか?”

あの、日本外国人特派員協会での会見の最後の大見得、よかったねぇ〜。





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# by sido-nikki | 2017-03-23 22:15 | 俳句の話 | Comments(0)

籠池さん

                        「川柳」追記

このところ、毎日ずーっと籠池のオッチャン、それに時々オバチャンを見ている内に、だんだん親しみを覚えてきた。

こんなこと書くと、不謹慎だとかなんだとか四方八方から非難の矢が飛んできそうだけど、ほんとうのワルと言うには、どこか天然の愛嬌があるね、あの夫婦。

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ワルにしては、なんとなくヌクミがあって、スキだらけで、どうしても憎めないね、私は。

ほんとのワルはあんなもんじゃなくて、もっと慇懃じゃないかと思うけど、ペラペラペラペラ、これでもかと日々話題を提供してくれている。
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考えたら、安倍さんもかなりペラペラして、すぐにキレて、いかにも小物っぽいけど、あれよりは籠池さんの方がずーっと好感持てるよ。

ひょっとして、というより多分、世間に注目されて、スポットライトを浴びるのが嬉しいんだろうね。

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だって、フツーなら、メッタなことで日本外国特派員協会なんて行けないし(ドタキャンしたけど)、まして国会になんてねぇ。

だったら、もう怪しげな道徳教育なんて偽善的なことヤメて、吉本に入って夫婦漫才やったら、結構ウケると思うんだけど。

              ●

芸風は正統な保守、伝統あるドツキ漫才なんていいと思うよ。(もちろんオバチャンがオッチャンをドツク)

同志だと思ってきたほんとうのワル連中に、冷たく尻尾切りをされて、失礼ながら懐具合も覚束ないだろうから、どうでしょう、籠池さん。
              ●

二人して、十分にキャラは立ってるし、テレビに出てるさえないお笑い芸人より、ずーっと面白いと思うよ。

それにつけても、まずはこうなったら、ありったけゲロッちゃいなよ、今度の国会で。

そしたら、応援するよ〜。




「川柳」追記(3月18日記)


     ぽち鳴かずここ掘らずともざくざくと
        きんす
     腹痛む金子でもなし御代官
           こんにゃく
     カロリーのなき蒟蒻を無礼者

     あの駕籠に乗れば早ゆく戻り道
               めをと
     うるはしき夫婦相和し夫婦駕籠

     ガバナンス無理なんですから私人でしょう

     口数の多き駕籠屋に眠られず

     よっ駕籠屋ひいきの声の大向う





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# by sido-nikki | 2017-03-17 17:33 | 日々のこと | Comments(0)

ゴールド免許をゲット



今日、免許証の更新に少し遠くの運転免許センターへ行ってきた。

ゴールド免許!、たった30分のビデオ講習で、即日交付。(それがいったい、どうしたの?って方も大勢いらっしゃるでしょうが。)

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振り返ると、この歳でゴールド免許はなんと2度目(!)、更新料の多少の安さや有効期限が5年ということ以上に、なにより、講習時間の短さが嬉しかった。

これまでは、いつも何時間もの退屈な講習にうんざりして、その度に今度こそ違反はしないぞ!と思うのだが・・・、すぐに忘れて、またその繰り返し。

そのグッタリ辛い経験で良かったことと言えば、中川家のコントを見た時に、そうそう!あるある!!と共感しながら笑えたことくらいのものだ。(YouTubeでどうぞ)

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免許を取って47年になるが、今 Wikipediaでちょっと調べたら、このゴールド免許の制度ができたのは1994年とのことだ。

ということは、それから四半世紀近くも経っているのに、恥ずかしながら、この間たった1度だけしか手にしていなかったということに・・・。
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だが、苦節??年ようやく2度目のゲットなのに、このゴールド免許の制度がなくなるとかの話もあるようだ。

と、ここまで書いて、もう一度 Wikipedia をよく見てみたら、なんと!ゴールド免許でも、更新時の誕生日に70歳の人は有効期限が4年で、71歳を超えると3年とのこと。

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となると、次回の5年後の更新時は72歳なので、無事故無違反でゴールド免許制度がまだその時あったとしても、有効期限は3年でブルー免許と同じということになる。

なんだか、モチベーションが急に下がってしまったような・・・。

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でも、これから先の5年間は違反をしても、手にしたゴールド免許の有効期限は変わらないそうで、それを俗に「金メッキ」というらしい。

なるほど、メッキねぇ・・・、有効期間なんかよりも、とにかく罰金や講習時間のことを考えたら、「金メッキ」にならないようにしなければ。

もういい歳なんだし。
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次回の更新時は、きっと今までなかった運転の適正テストなんかもあるんだろうなぁ・・・。

一休さんじゃないけど、だんだん、冥途の車旅の一里塚っぽい感じになってきたなぁ・・・。

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とまぁ、たかがゴールド免許、されどあれこれ。

なにはともあれ、今日はドライバー人生二度目のゴールド、自分で自分を褒めてあげたいような、善き日だった。

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でも、一番嬉しかったのは、初めて免許を手にした二十歳のあの夏・・・、嬉しかったなぁ。

なんだか、あっと言う間だねぇ。


      こんじき
      金色の免許まばゆき彼岸まへ  子瞳




【個人的なメモ】

運転免許センターの入口付近で、長年お世話になっている床屋さんのご主人(間もなくお店を畳んで、故郷に戻られるご予定)と、ばったり出くわした。

近くの警察署に更新に行ったら、新しい免許証の交付は1ヵ月後と言われ、その時にはもういないので、ここなら即日交付と聞いて来たとのこと。

つくづく、これも何かのご縁なんだろうなぁ・・・と思ってしまった。

奥さんの話では、ご主人はすぐ近くの海で魚釣りをするのを楽しみにしているそうで、温泉もすぐ近くとのこと、少々羨ましい気がしていた。

近日中に月一回の散髪に行く予定だが、それでいよいよお別れだ。

これから、どこで散髪したらいいだろう・・・。




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# by sido-nikki | 2017-03-15 18:28 | 日々のこと | Comments(0)