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日々のしをり

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秋刀魚の境

                        【追記】あり

この秋はじめて秋刀魚を食べた。

不漁で身が細いとか、脂が乗ってないとか、そんなのは贅沢というものだ。

美味い、美味い。

               ●

大根おろしも辛くて好み。

美味い、美味い。

ありがたい、ありがたい・・・。

               ●

食べ終わると、たまたまだが、皿の上は頭と骨一本だけで、我ながら驚くほど食べた跡が美しい。

でも、それを見て思った。

ほんの少し、食い散らかしたくらいがいい魚だなぁ・・・。
 



     むしやむしや秋刀魚食ふ時は無心   子瞳





【追記】

ごちそうしてくれた友との、隠居同士の会話


「 秋刀魚、美味いなぁ・・・、満足、満足。」

「 高いぞぉ〜。」

「 出世払いにしてくれ。」





        
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# by sido-nikki | 2017-10-21 16:03 | 食べ物の話 | Comments(0)

ほとほとウンザリだけど・・・

                        【追記】あり

雨の中、期日前投票に行ってきた。
                 えらそう ズルそう
連日の選挙報道で悪相、凶相、貧相、偉相、狡相を見ていると、ウンザリしてだんだん気分が悪くなってくるので、このところずっーと見ないようにしていた。

それでも、というか、だからこそ、のんびり棄権などしてられないと思っていた。
               ●

投票したい候補がいない・・・なんてことを悠長に言ってられる状況ではないのだ。

今よりは少しでも状況を悪化させたくないという考えで、次善の選択というか、よりマシだと考える選択しかないだろうと割り切って決めた。
               ●

こういう時には、最後の手段・・・。

先人は、「 敵の敵は味方 」とか「 毒には毒をもって制する 」という言葉も遺してくれている。
               ●

そう肚を決めると、意外と浮かぶ瀬もあるものだ。

で、未だ曾てしたことのないような選択をしてきた。

               ●

あとは、ほとんど祈るような気持ちだ。

安心して棄権できるような政治をしてくれよ!ホントに。




P.S.

そうそう、最高裁判事については、今はネットという利器がある。

実績などを検索して、3人にX印をしてきた。




【追記】

ネットでは、あの権力志向の権化のような、ルー大柴も真っ青な、横文字が大好きなオバさんが、「緑のタヌキ」と呼ばれている。

アウフヘーベンなんて、誰もわかんねぇよ! 

横文字は木の葉かよ!、 しゃらくせえ!!

江戸の人達のセンスの良さが脈々と受け継がれているようで、鬱陶しい中にあって、ちょっと嬉しくなるね。

東京の人達が、そのタヌキに化かされて、せっかく犠牲になってくれたんだから、日本中がそれに学ばなくてはね。

尤も、だいぶ化けの皮も剥がれてきたみたいだから、もっと大きな妖怪をどうするかが問題だけど・・・。





        
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# by sido-nikki | 2017-10-17 00:01 | その他のこと | Comments(0)

フールな人の記憶


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学生の頃、まだ夜が開けて間もない早朝、なんだか外が騒がしくて目が覚めた。

窓を開けると、向うの方の家の屋根に上半身裸の男が一人いて、なにやら喚いている。
               ●

はっきりとは聴き取れないが、よくよく耳を澄ますと、どうやら、 “ 俺は殺されるぅ〜!、助けてくれぇ〜!” と叫んでいるようだ。

今なら、それが覚醒剤とかの薬カンケイの人なんだろうとすぐに思っただろうが、その時は、あれぇ・・・イカレたヤツがいるなぁ・・・くらいにしか思わなかった。

だから、特に、警察に通報しようとも思わなかった。

               ●

なにしろ、当時はスマホは勿論のこと、ケータイなんてものは世界中で007のショーン・コネリーだけが持っているものだったし、そもそも固定電話だって学生が持つようなものではなかった。

そうこうしている内に、だんだん飽きてきたので、窓を閉めた。

               ●

朝っぱらから、ったく・・・と思っていたら、ふと、こんなフレーズが頭に浮かんで、あのメロディに乗せて口ずさんでみた。

フール オン ザ ルーフ 〜 ♪ ”(参照:『the Fool on the Hill』)

ちゃんと韻も踏んでるし(?)、我ながらイイ出来だ、と思った。

               ●

今朝めずらしく早くに目が覚めて、トイレに行って、二度寝するかどうかしばし迷った結果、起きることにした。

そしてカーテンを開けたら、そんなことを思い出した。

やっぱり、ビートルズの世代だねぇ。




        
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# by sido-nikki | 2017-10-09 14:22 | 心に残ること | Comments(0)

十六夜




     十六夜はわづかに闇の初め哉   松尾芭蕉



昨夜は満月のはずだったが、終日雨で観ることは叶わなかった。
             いざよい
その翌日の今日が、いわゆる十六夜だが、空はどんよりとしたままで、残念ながらこれでは無理かもしれない。

               ●

芭蕉さんは、よほど月がお好きだったのだろう、決して多いとは言えない現存する千句あまりの内、ざっと数えただけでも、なんと二十を超える数の句を、月を季題にして詠んでいる。

その内で、冒頭の句は、俳句を芸術にまで高めた芭蕉さんならではの、さすがの一句である。

満月の翌日、たった一日過ぎただけの十六夜であっても、月は昨夜よりは慥かに欠けて晦日の闇へと向かっているのだと、十七音の中に無常を、すなわちこの宇宙の真理を忍ばせている。

               ●

それは、たとえば鴨長明さんが、「ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」と冒頭記した方丈記を想い起こさせる。

その筆が、より直截に、「淀みに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとゞまりたるためしなし」と続く、その〈うたかた〉と、満ち欠けする〈月〉は、ともに無常のメタファーとして同質である。
               ●

今ではこんなことを臆面もなく記す私だが、子供でも知る十五夜だけでなくて、十六夜までも気に掛けるようになったのは、振り返るとリタイアして還暦を過ぎてのことだ。

古の人が桜の花とともに、あるいはそれにも増して月を愛でたことさえ、なんとなくわかる様な気がするようになったのも、つい最近になってからだ。
               ●

よく知られることだが、芭蕉さんが憧れていた西行さんは、満月の頃に桜の花の咲く下で死にたいと願った人だった。

そして、ほぼその通りに、月も花も満ちた、愛して止むことのなかったものの盛りの中に、自らは生を終えた。

想えば、少し出来過ぎのきらいはあるものの、古今東西これほどに贅沢な最期を迎えた人はいないだろう。



      十六夜の月見る人となりにけり   子瞳



        
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# by sido-nikki | 2017-10-07 19:36 | 日々のこと | Comments(0)

中秋の名月



昨夜は中秋の名月。

だが、それが満月というわけではなく、満月は明日のようだ。

幸いなことに昨日も今日もほぼまん丸い月が、秋らしい空の雲が流れる間々に、くっきりと顔を見せてくれた。

               ●

考えてみれば、千年も、いやそれよりもずっとずっと昔から、この国の人は、こうしてそれを愛でてきた。

そう思うと、人の心は変わっているようで、存外変わらないもののようだ。

その変わらないものこそ、大切にしていきたいと思う。




      むら雲のまた幕間や今日の月   子瞳



        
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# by sido-nikki | 2017-10-05 20:16 | 日々のこと | Comments(0)